伝わり易い「やさしい日本語」の活用

更新日:4月23日




入国1年目の外国人技能実習生への「仕事の教え方」、どこの受入事業者も苦労されるところです。特に初めて実習生を受け入れる、また外国人雇用経験が無い事業者にとって思いもよらない場面で、教える以前に「伝わらない」に直面して困惑されることあるようです。もちろん、仕事より前に、日本の法規制、地域や会社のルールなどを理解してもらうのも監理団体と協力して行う受入企業の責務ですし、更にその前に災害時の避難行動などを伝えねばなりません。もちろん、監理団体や送り出し機関の通訳に依頼することも可能でしょうし、受入企業の担当者が実習生の母国語を勉強するなど大変素晴らしい取り組みですが、日本の職場ぐるみで日常や緊急時のコミュニケーションの手段としては不十分です。


そこで企業側として知っておきたいのが「やさしい日本語」の活用です。やさしい日本語では、漢字に全てルビをふることは当然として、文の意味が確実に伝わるよう一文を短くする、語の意味が確実に伝わるよう文節に区切りを入れる、などもガイドラインとしています。例えば、「余震が起きるおそれがあるため,十分に注意してください。」という文を「余震(よしん)<後(あと)で 来(く)る 地震(じしん)> に 気(き)をつけて ください。」という具合です。他にも、難しいことばを避け簡単な語彙を使う、あいまいな表現は避ける、文末はなるべく統一する、外来語はなるべく使わない、二重否定の表現は避ける、など様々なポイントがありますので、実習生と接点がある方は一度確認しておきましょう。ちなみに「二重否定」ってなんのことかわかりますか。「使えないことはない」などの言い回しです。この場合は「使えます。」がやさしい日本語に沿う言い方です。微妙なニュアンスにこだわるのは更に先ということですね。


やさしい日本語の導入については、我が国でのこれまでの外国人受入経験を踏まえて、学識経験者や入管・文化庁などがガイドラインを示しています。また、無料で使える「やんしす(YAsashii Nihongo SIen System)」など作成支援ソフトも公開されています。

法務省:在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri15_00026.html

やんしす

http://www.spcom.ecei.tohoku.ac.jp/~aito/YANSIS/

やさにちチェッカー

http://www4414uj.sakura.ne.jp/Yasanichi1/nsindan/

リーディング チュウ太

http://language.tiu.ac.jp/

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